これが死を招く恐怖の糖尿病3大合併症だ!

糖尿病が怖いのは糖尿病自体ではなく、そこから引き起こされる合併症です。失明や足の切断、人口透析などの深刻な事態を招くばかりか、脳梗塞や心筋梗塞など生命にかかわるものまであります。脳梗塞や心筋梗塞は糖尿病ではない人にも起こりますが、糖尿病があると2~4倍頻度が高まります。

次の糖尿病の3大合併症は、糖尿病患者だけに見られる合併症です。

①糖尿病神経障害
末梢神経が高血糖で傷害されることで起こる障害です。糖尿病の発症から3~5年で発症する症状です。最も多い症状は足の痺れで、進行してくると痛みや熱さを感じなくなり、壊疽(えそ)を起こしてしまう場合もあります。これに感染が加わると足の切断をしなければならなくなります。また、自律神経が傷害されると、めまいや立ちくらみ、異常な発汗、下痢などが起こります。

②糖尿病網膜症
高血糖の状態が続くと、眼球の内側を覆っている網膜の毛細血管が傷害されて出血が起こります。これを放置していると出血範囲が広がり、視力が低下し、さらには失明になってしまいます。毎年3000人以上が糖尿病網膜症で失明しており、日本人の中途失明の1位になっています。

③糖尿病腎症
腎臓は血液をろ過して老廃物を尿にして体外に排泄する役割を担っています。しかし、高血糖の状態が続くと、血液のろ過を行う腎臓内の糸球体という組織の毛細血管が傷害されて機能が低下し、腎不全という状態になります。こうなると、老廃物が排泄できなくなり、場合によっては尿毒症という命にかかわる
病気を起こします。

腎不全が進むと人工透析を行って老廃物を取り除かなければならなくなります。新たに透析が必要になる糖尿病腎症は、毎年10000人以上います。

この他、命にかかわる心臓病や脳梗塞の直接的原因になる動脈糖化や突然倒れてしまう糖尿病昏睡など、合併症は多数あります。糖尿病の治療は合併症との戦いといっても過言ではないのです。