自分の血糖値を知るには、どんな検査を受ければいいのか?

自分の血糖値がわかるのは、たいていの場合、職場で行われる定期的な健康診断の結果で、尿糖と血糖検査が最初の目安になります。この2つの検査で異常があると、糖尿病や糖尿病予備軍である可能性を医師から指摘されます。早期発見・早期治療のためにも定期検診は欠かさず受けるようにしたいものです。

まず尿糖ですが、これは高血糖となり行き場を失ったブドウ糖が尿の中に流れ込んだものです。つまり、尿から糖が出るので血糖値が高いと推測できるのです。

一般に尿糖が検出されるのは血糖値が170mg/dl以上になった場合です。しかし、ややこしいことに尿糖が出ていても必ずしも高血糖、糖尿病でないことがあり、血糖値が正常な人がいます。逆に尿糖が出ていないのに糖尿病を発症して高血糖にあんっている人もいます。尿糖だけでは糖尿病の診断はつけられないのです。

尿糖より重視されるのは血糖値です。まず、「空腹時血糖値」が問題になります。これは朝食前の空腹時で、血糖値が最も低い時間帯の血糖濃度を測るものです。健康な人は110mg/dl未満で、126mg/dl以上あると糖尿病と診断されます。

しかし空腹時血糖値も万能ではありません。軽い糖尿病や糖尿病予備軍では、空腹時血糖値が正常範囲内のこともあります。そこでより正確に診断するために、「ブドウ糖負荷試験」を行います。

この検査は朝食抜きで、75gのブドウ糖が入った液体を飲み、30分後のほか1時間及び2時間後に尿と血液を採取して血糖値の変化を調べるものです。

健康な人は30分後に最高値(140mg/dl未満)になった後、ゆるやかに下がり続け、2時間後には検査前の状態に戻ります。しかし、糖尿病、もしくは予備軍になっている人は、最高値が30分より後にずれたり、より高い値となってしまいます。

空腹時血糖値が126mg/dl以上、またはブドウ糖負荷試験2時間値が200mg/dl以上なら糖尿病型、同じく110mg/dl未満、140mg/dl未満なら正常型、それ以外は境界型(予備軍)と診断されます。

糖尿病型であることに加え、高血糖が持続していることが確認されると糖尿病と診断されます。