血糖値を上昇させる危険因子

血糖値を上昇させ、糖尿病や糖尿病予備軍を引き起こす危険因子には、どんなものがあるでしょうか?

主なものを挙げると現代人に切っても切れないものばかりです。私たちは豊かさと便利さを手に入れた代わりに、さまざまな糖尿病の危険因子をも引き寄せてしまったのかもしれません。

糖尿病や糖尿病予備軍の危険因子は、遺伝、過食、運動不足、肥満、アルコールの過剰摂取、過労、ストレス、加齢、薬物など、これぞまさに現代人の典型的な生活習慣ともいうべきものが並びます。このほかに女性の場合は妊娠などの要因も加わります。

まず遺伝ですが、近親者に糖尿病患者がいる場合は糖尿病予備軍になりやすく、糖尿病を発症しやすくなることがわかっています。これは、インスリンの働きが悪く、血糖値が上がりやすい体質が受け継がれているためだと考えられています。

遺伝が相手だと諦めてしまいがちですが、たとえ両親が糖尿病であっても、過食や肥満のない健康的な生活をしていれば、糖尿病の発症を防ぐことは可能です。糖尿病に関する遺伝は克服できる可能性がある危険因子なのです。

過食をして運動不足なら、肥満になるのは当たり前です。さまざまな調査で、肥満体の人は適正体重の人に比べて糖尿病や予備軍になる危険性は3~4倍も高いと言われています。運動は糖尿病予防以外にもさまざまな効果があるので少しでも取り入れて欲しいものです。

アルコールは、必要以上に食欲を増進する傾向があるほか、飲み過ぎると肝機能を低下させ、生活習慣を乱す元凶になることは広く知られています。過度のアルコールは糖尿病発症の爆弾であり、導火線でもあるのです。

過労やストレスも大敵です。ストレスを受けた途端血糖値は大きく跳ね上がるという研究結果も報告されています。

食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足、ストレス・・・
現代人は糖尿病の危険因子に囲まれて生活していると言ってもいいかもしれません。