糖尿病や予備軍状態では自分で血糖値をコントロールする

糖尿病は命に係わる合併症を引き起こす一方、現代人なら誰がかかって不思議ではない生活習慣病です。しかも恐ろしい事に、一度かかったら一生治らない病気などと言われます。それだけに、真剣に予防・改善に努めなければなりません。

しかし、糖尿病は病気というよりも体質的に”血糖値が高い状態”というように考えた方が、その本質を理解しやすいと思います。糖尿病や糖尿病予備軍という状態は体質なので完治させることが難しくても、コントロールして正常あるいはそれに近い状態に抑えることができるからです。治せなくてもコントロールできるのです。放っておくと深刻な事態を引き起こす状態ではありますが、しっかりコントロールすれば健康な人とまったく変わらない生活が送れます。糖尿病や予備軍という状態は薬や手術に頼って治すものではなく自分でコントロールするものです。

コントロールする相手は言うまでもなく血糖値です。すでに糖尿病になっている人はもちろん、健康診断で血糖値がやや高めという結果が出ただけの予備軍であっても、血糖値を正常な水準に引き戻し、それを保つよう日常的に努力する必要があります。

そのためには何はともあれ、定期的に血糖値を測定し、数値をしっかり確認することが大切です。医師のアドバイスを受けながら、その値に応じた日常的なコントロールを行っていきます。次の検査で血糖値が下がり、正常もしくはそれに近いレベルにコントロールされていれば、その人の日常のコントロール法は効果を発揮していることになります。数値が思うように下がらなかったり、逆に上がってしまっているような場合は、その人の日常のコントロール法が間違っているか、不十分ということです。

検査として最低年に1度の健康診断は不可欠ですが、血糖値が高めの人は、できれば3ヵ月~6ヵ月おきに血糖値を測定し、コントロールの指標にしたいものです。現在では尿糖検査は自分でも簡単にできますし、自分で血糖値を測定することもできます。医師と相談しながら、あくまで自分でコントロールする、自分で治すのだという気持ちと姿勢が大切です。